アルハンブラ物語♫(スペイン・グラナダ)
アルハンブラ物語。
1800年代中盤に出版されたと思われるアメリカの外交官であり、歴史家であり、旅人のワシントン・アービング著。スペイン、グラナダにあるムスリム(ここではムーア人)の宮殿アルハンブラの物語。
当時、スペインのキリスト教の人たちによって要塞として使われていたアルハンブラ宮殿。キリスト教の権力者が住んでいた時代もあったがもはや権力者が住む場所ではなく、祖先が由緒正しいが今は豊かではない管理者と辿り着いたもの、ジプシー たち、傷痍軍人、時には貴族の避暑地として、当時多様な人が住み着いていたアルハンブラ。
アービングはここに住み、話を聞き、その伝説を物語としてまとめている。
最初、アービングがグラナダへ来た経緯、そこでの人々との出会いが描かれ、そこからその人たちから聞いた話として伝説の物語が短編で始まる。
アービングが住んでいる当時のスペインと、ムーア人が繁栄を誇っていた時代を行ったり来たりし、また、キリスト教の目線とムーア人(イスラム教)の目線を行ったり来たりする。
その辺りも、両者の目線が知れて興味深かった。(あくまで著者も語り手である住人もキリスト教だが)
本に慣れるまでは、読みにくくて積読になっていた本だが、途中からどんどん読み進めれるようになった。
なので、最初の方あんまり覚えてない🤣
スペイングラナダのアルハンブラ宮殿行ってみたい!
そして、その時には飛行機のお供にこの本を持っていきたい!